サイバーエージェントさんの四半期決算より。
http://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/qzIz/OXzz/Bz1B.pdf
2013年9月期 第2四半期 決算説明会
順調なスマートフォン構成比の伸びをみせつつ、7ページのグラフでameba事業が思いっきり下を向いている(広告費)あたり、スマホへのユーザ移行に難儀しているんだろうなと思ったりもしましたが一番気になったのは別の所。22ページよりのameba事業の概要です。
P24:13年3月時点で新規登録ユーザの男女比率が男性33%から47%へと激増しています
P25:広告収入(つまりblog経由?)が横ばいです
P26:13年3月のスマホ課金収入が急増しています
P28:1ページ丸ごとガールフレンド(仮)の8億スペンドを押しています
つまるところCM構成により従来のamebaユーザ(=ピグやblogで連想される10代後半から30代前半までの女性層)以外のユーザが大量流入。流入したユーザが非常に高い額面で(ある種、マニア的な勢いでの)ゲームにお金を費やしているということがわかります。
(いや、GooglePlayやAppStoreの売上ランクではみえないところなので完全にノーマークでした…)
※Amebaでのターゲットユーザ層転換するの?
コミュニティサービスには引き続き注力の姿勢が資料内では語られてますが、どちらかというと今回ピックアップされているサービスはユーザ層的にも課金アクション的にも「真逆のサービス」です。従来のコミュニティサービスのユーザ層との親和性が高いとは思えません。
未成年対策も含みpiggの売り上げにブレーキングがかかったのも大きいと思いますがこれをフックとしてここから他のサービスに人を流し込んでいくのって結構つらいんじゃないだろうかと思っています。
P31ではPvはコミュニティ、スペンドはゲームと分けられており、「Amebaスマホ」のブランドの旗の下実質2軸戦略を取る可能性もあるのかなと。
しかし「強力な広告戦略で苦手ドメインにおいても自前で売り上げたてれる(広告費かけ過ぎな気もするけど)」ということがますます出ちゃったなと…。