スマホ時代じゃん!と思ったら…
このブログのとある日のアクセスはスマホからのアクセスが7割近くを占めています。
更にそれをiPhone(iOS)、Android、Windows、Macintoshと分けるとこうなります。
実に、アクセスの半分以上がiPhone(iOS)なのです。
さてこれを見るとどう感じるでしょう?
「なんだかんだいって日本ではスマホはiPhoneっすよね。」
「PCからネットの時代終わったなーiPhone向けのサービスちゃんとやらないと。」
などといった感覚を持つのではないでしょうか。
実は上の情報には意図的に出していないデータが幾つかあります。
タイトルも含めて「シンプルに都合のいいように見せ」ているのです。
では、出していない重要な情報とは何なのでしょう?
数字がそうなるには理由があります
それは以下の2点。
・ブログで一番アクセス数を稼いでいる記事はこの記事。
iPhone/iOS7で検索窓がどこかわからない - かもめのはとば Re:[2]
・そしてその記事への流入は95%以上が検索流入です。
つまり「iPhoneを使っている人が、使い方に疑問を感じてiPhoneで検索をかけて数多くアクセスしてきている」ということになります。
この日はこの記事へのアクセスが全体の31%を占めていたので、それはiPhone比率がとても高くなるわけです。
こういった形でデータというのは多面的に見ないとすぐにミスリードをしてしまいがちになります。また、調査結果等で与えられたデータに関しても結果を纏めた人の何らかの意図(そこに善悪は問わず)がある限り、データの一面が隠れてしまっていたりすることが多々あります。
バイアスがかかっている、といった状態ですね。
反面、こういったデータの提示の仕方は例えば議論の際や、ちょっとした印象づけを行う際に物事をスムースに進めるためのテクニックともなりえます。
まさに、毒と薬は表裏一体、ですね。