新しいiOSやiPhoneでは、「AppをiOS11で動作させるには、デベロッパによるアップデートが必要です。」と表示されるようになりました。そもそもデベロッパって?この表示が出るのはどういう意味なのでしょう。
アプリが使えなくなってこの表示が出るのは?
表示の通り、このメッセージの出るアプリは2017年9月頃に出るiOS11より新しいiOSでは動かなくなりました。アプリ自体がiOS11以降に全く対応していないのが原因です。
最初からiOS11のiPhone 8 やiPhone X ではアプリを起動するどころか、インストールすることもできません!それより新しいiOS12が入る iPhone XSやXS Max、XR、iOS13のiPhone 11(Pro、ProMax)、iPhoneSE2でも同じです。
以前、iPhoneでアプリを起動したら「動作が遅くなる場合がある」と出た?!という記事を書いたのですが、表示されるメッセージが変わったようです。
こうなる前に表示されていた画面がこちら。
「(アプリ名)はアップデートの必要があります このAppはiOS11では動作しません。Appの開発元は、互換性の向上のためにこのAppをアップデートする必要があります。」
この時点で予告されていたのです。
デベロッパってどういう意味?
デベロッパとは、この場合はそのアプリを開発している人や会社のことを指しています(デベロッパー、と表記することの方が多いかも知れません)。そのため、一般のアプリを使う側の人が出来る「デベロッパによるアップデートのやり方」はありません。
そのためこの表示が出るアプリの対応は、アプリを使う側ではどうにもできないことなのです。
「デベロッパによるアップデート」とは、新しいiOS・iPhoneで動くようにするためには開発している人がアプリを更新(アップデート)する必要がある、という意味なのです。
今までのiPhoneにアプリを入れたままiOSをアップデートしてしまうと?
アプリが起動しなくなってしまいます…ということは「アプリの中にあるデータが全部見れなくなる」ということです。うっかりアップデートをしてしまうと大事なデータや記録が全て消えてしまうかもしれません。
代わりのアプリを探してデータを移したり、必要なデータはアップデートを行う前に必ず保存したりしておきましょう。
アプリを使い続ける方法はあるの?
このままアプリを使い続けるためには新しいiOSを使わない(アップデートしない)ようにしなければいけません。が、新しいiOSの方が当然セキュリティ等も高くなりますので、安全性を考えるとオススメできません。
また、新しいiOSを今は使わないようにしてもiPhoneを買い換えると自動的に新しいiOSになってしまいます。
これが出るということは二年ほど製作者に更新されていないアプリ、もしくはサービスの更新を終了したと公式に発表されたアプリが中心になります(LINE天気とか、ユーザさん残ってるのに終了したと明言されてますね)…ということなので実質見捨てられてると言っても過言ではない状態です。早めに他のアプリに乗り換えた方が賢明でしょう。
また、Johnny's webのアプリなどのように代替のアプリがないものもあると思います。そういうときはデベロッパ…そのアプリを開発している会社に更新して貰えるよう、お問い合わせをするというのも手段としてはありかもしれません。
お金をかけても良いというのであれば少し古いiPod Touchなどを入手しそちらをアップデートしないようにしつつアプリを使う、という手もなくはないですが・・・面倒ですね。
なんでこんな事になっているの?
ものすごくかみ砕いて言うとiPhoneを作っているAppleの方針として、古くてiPhoneの動作に影響を与える可能性が有ったり、今の時代だとセキュリティに問題があるものは動かないようにされました。
Appleの方針と製作者の都合で今後も使えなくされるアプリは出てくるかもしれません。最近アップデートされていないなあ…と思った時はこまめに代替アプリを探すようにしていきましょう。