タイトルの通り、発売前後でランキングがどう動くのかをAppDBさんで眺めてみました。
やはり目立つのが広告コストの一気投下。この新しいiPhoneの発売時期+iOSアップデート時期(=お客さんがアクティブ)にターゲットを合わせて一気に上げてきているアプリがゲームを中心に数多く見受けられました。
ガンホーさんとかもはや見事すぎる広告投下です。ケリ姫の推移が大変なことに。
ただ、グラフだけ見ると発売日前後は他のアプリの煽りを見事に受けて下げています。
それ以外に目立つのが言わば定番のツールアプリ系です。
こちらのタイプで顕著なのがLINE。
・以前別のプラットフォームでも使っていた
・「iPhone買ったらこれ」的な鉄板アプリ
といったタイプのアプリは元々一定のランク前後で上下動(LINEの場合は20位前後)しているのですが、新規インストール需要が旺盛になる時期にはしっかりと浮上してきます。
浮き沈みが激しく、一度沈んだら広告投下でブーストをかけないと苦しいと言われるスマホアプリですが、ゲーム以外に視線を振ると意外とこういった形で長く支持される定番アプリと言うのも出てきているよね、といった感触です。
中長期的に持続させるサービスを提供する、といったビジョンがあるのなら、そういった動きをするアプリに的を絞って分析してもいいのかもしれません。
(といっても他に同じような動向をとるアプリがYoutube、乗換NAVITIME、GoogleMap、Facebook、TSUTAYA、マクドナルド、Yahooなどなどと中々壮観な感じ。茨の道ではありますが…)
※余談1:謎のにゃんこ大戦争瞬間爆発
結構もう難しいのかなぁ、と思う推移をしていたのにここでいきなりハネてきたのでびっくり。
※余談2:Google検索がえらく好調
こちらも意外でした。待受画面から検索できなくなったから、というのも大きいのでしょうかね?
※余談3:au系アプリ強い
LISMO、auお客様サポート、Friends Noteがぐっと順位を上げてきています。
この辺りのキャリアアプリが上昇するのは確実に機種変需要です。Androidでドコモ系アプリで顕著に出るものと似ていますね。
Friends Noteは電話帳、LISMOは音楽の移行…つまり、どちらもフィーチャーフォンからの資産移行と考えると今回auのフィーチャーフォンユーザが相当iPhoneに動いている可能性はあります。
ただ、店頭で強制インストールされている可能性もあります。
※余談4:ほんとの余談
というか直近10日ぐらいのTOP10を全て総ざらいして並べてみようかと思ったのですが、あまりにもTOP10滞在日数が短い(おそらく広告による短期ブースト)アプリが多いため断念しました…。
中でも9/19のお小遣い系アプリ総力戦状態、9/20のサイバーエージェントさん総力戦状態(そしてどちらもすぐ圏外に消えてゆく)は中々見ていて面白い感じです。。。ブースト凄い。