OSでの切り分けじゃ無くなるのでこれユーザサポート煩雑化する…。 - AndroidのWebViewコンポーネントをAndroid 5.0(Lollipop)でOSから切り離す、Google Playストア経由でアップデートを提供へ http://t.co/okneTtrj7V
— Takashi Kawai (@yrik) 2014年10月20日
OS部分のアップデートがなんらかの理由で打ち切られてもWebViewだけチューニングされてアプデされ続ける、と考えるとそう悪い話でもないですよね。
— Takashi Kawai (@yrik) 2014年10月20日
ということで。
Androidアプリを仕事として「作っている」フェーズではなく、「運営している」フェーズの人達にとっては結構大きな話になるのではないかなぁと思っています。
というのも、アプリの中でWebViewを用いている場合そのままユーザの環境の多様化に繋がるんです。
今までOSのバージョンの数イコールそのままだったと言って差し支えなかったWebViewの環境がOSと切り離されるって事。
これが実施されると
【OS(アプリ側の動作環境)】×【WebView(Web側の動作環境)】
の数だけ「違う環境」が発生することになります。端的に考えて今以上に各組み合わせのチェック環境を用意することは無理でしょう。
そして当然運用中のサービスであれば、お客様サポートの場合の対応分岐も今以上に環境相違を気にして運用しなければいけなくなるのです。
場合によっては対応環境に「Android○○以上、WebView○○以上」といった記述が必要になる場合もあるでしょう。
メリットとしては「WebView更新してね」で最新版へのエスカレーションが出来る(かつ、最新版を使うユーザが増えるのでOSのフラグメンテーションを吸収出来る可能性がある)こと、とかはありますが。
※当然ユーザサイドのメリットは他にも色々あります。
「知ってる」ことと「知らない」ことでは出来る対応の幅はぜんっぜん違ってきますよね、こういうの。
うちは完全にネイティブだから関係ないよね、とスルーしていたら、結構細かい所にWebViewでの表示が潜んでいて泣きを見ることになるのかも…?