すっかり風物詩になった冬ボーナス期のインターネットセール。今年はそこに100億円の力をもってして「PayPay」が殴り込みをかけてきました。
キャッシュバックが尽きるまで20%還元、一定確率で最大10万円まで還元。まさに財力とゲーミフィケーションの合わせ技*1で話題をかっさらって行ったなと思っています。
とはいえ年末商戦よりかなり先に出すの施策には疑問の声もチラホラ上がっているようですが私の目にはこううつりました。
何度でもこれは主張したいんですけど、paypayのキャンペーンで狙ってたのは利用&普及に加えてこの時期のAmazonのセールや楽天のセールに向かうはずだった財布の中身をを食いに行ったんじゃないかって事。
— かわい/ Takashi Kawai (@yrik) December 13, 2018
家電とか買う人が先にAmazonで財布使っちゃうと意味ないからでは?といった感じですね。*2
ということで、実際競合のセールに対してどれぐらい食い下がっていたのかみてみる事にしました。
楽天・Amazonとの比較
「Amazon」「楽天」と「ペイペイ」「paypay」を比較した結果がこちら。
それぞれセール実施時期にはかくんとスコアが上がっています。
PayPayは楽天のピークに対して四分の一まで上がっています。かけだしサービスとしてはかなりの健闘ではないでしょうか。
ローマ字のpaypayよりカタカナのペイペイの立ち上がりが緩やかなのは、おそらくそのタイミングで手に取ったユーザさんのリテラシ層差が出ている形。
セール名称との比較
「Amazon」「楽天」をそれぞれセールで打ち出している名称・商標である「サイバーマンデー」「スーパーセール」に置換してみました。
paypayの初速が完全に両セールを超えていっています。特にサイバーマンデー絡みの立ち上がりまでの数日間、「paypay」で調べる比較的高い情報感度を持った(と思われる)層が突出して高くなっています。
ビックカメラ辺りを更に加味してグラフを描くと完全にPayPayに引っ張られているのがわかりますね。