かもめのはとば Re:[2]

やわらか系、モバイルとかアプリとか法律とか色々。

昨今の状況を鑑みて「速度制限」「通信制限解除」をGoogle Trendsで見てみる



過去記事から現状の確認と,昨今の状況での推移を見てみることにしました。

yrik.hatenablog.com

 

中長期での検索推移

2016年に調べてからかれこれ4年近くたちましたので、長期の推移を見比べることにしました。

f:id:yrik:20200524213946p:plain

ピーク時と比べ25%程度になっています。
大容量パックや学生向けなど、純粋なパケット単価の減少によってピークにかかる人が少なくなったのでしょうか?
傾向としては変わらず月イチで上がるようですが、直近数ヶ月は妙な動きをしています。

直近1年の拡大検索推移

f:id:yrik:20200524215713p:plain

直近一年を拡大した場合、特に末端2ヶ月の2020/3、4において大きく従来と違う傾向が見受けられました。
2月に関しては従来通り、歴日が少ない影響からか低めの傾向になっていたのですが、3月頃より高止まり傾向が見られます。

社会人、学生共に在宅傾向になったため、主に自宅に固定通信環境を持たない層において通信容量の逼迫化が従来より早めに起こったのではないか……という状況が見て取れるのです。
キャリアの若年層支援策自体は4月の頭から行われているのですが、成人以上にはフォローもあまりなく、リモート会議・業務に通信回線を使ってしまった場合は……こういう状況になってしまうのは納得がいくところです。

固定回線を持つ/持たないによる通信量の2極化

ここからは個人的な事象となりますが、固定回線を引いて在宅モードに入った私自身からすると、複数契約回線全て通常月の通信料の十分の一以下になっています。
ほぼ全ての通信が家のWi-Fiで処理できているからです。

今回に関しては状況としては「年末年始より大きく下に行くのではないか」と思って調べたのですが、想定と真逆の山が出来ていました。*1

学生層以外の通信環境が充足されていない層はどのあたりか、などと考えてみると、今次の疫病でのいわゆる「通信難民」の姿が見えてくるのかもしれません。

*1:それでも前年のピークよりかなり低い値ですが。