かもめのはとば Re:[2]

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T004修理顛末と思うところ



最近はスマートフォンを使いつつも「高速なガラケー」として重用してたT004が徐々にフリーズするように。
CA007のペンギンにも強く強く惹かれていたので機種変更の検討もしたのですが、諸般の都合で支出が多かった為T004を修理続投することにしました。
以下、その顛末。

<発生した症状>
 6月頃からディスプレイが真っ白になりシステムフォントで「rom test 0 failure」と表示され、一切の操作が不能になる状態が発生。
電池再投入で動く為騙し騙し使用。一応ケータイアップデートをかけるものの(T004のwikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/T004 にアップデートでの改善記述がある)、最新のソフトウェアとの旨表示。

 8月に入り通信を一定時間以上(10分とか)行った場合かなりの確率で上記症状が発生するように。八月中旬からは5分もたたず発生するようになった。この時点で騙し騙し使用で全てのデータをSD及びネットワーク上に退避。

 どうやら「rom test 0 failure」で検索をかける限り、熱暴走の疑いが濃厚とのこと。併せてT004とS004で同等の症状が頻発している旨、基盤交換修理になる旨を知る。
 →あれですね、auで最初期の「KCP3.0+Snapdragon」の2機ですね。熱暴走の疑いという点から想像するに、KCP側の問題じゃなくSnapdragon(QSD8650 1GHz)の発する熱を上手く処理出来ず熱暴走&チップにダメージといったところでしょうか。ひょっとするとケータイアップデートでの改善はそのあたりのCPU負荷を下げる改善だったのかも…?とも邪推できます。

<ショップでの対応>
預けた日:8/17
帰って来た日:8/21
2週間程度かかるかもしれないとの説明があったのですが、意外と早く戻ってきました。

預けるにおいて状況を再現(適当に通信してエラー画面を出す)してショップ持ち込み。即時でメーカー修理対応の判断を頂きました。再現性はやっぱり大事。
基盤交換になる旨、その際データフォルダ内各種データが消える旨、おさいふケータイ内のデータが消える旨の説明を受け、書類にサイン。
基盤交換なら仕方ないとは思いつつも、おさいふケータイ内のEdy残額を戻すのに書類郵送の手間がかかるのはちょっと頂けないなぁ、とも( http://www.edy.jp/howto/break/index.html#application )。金銭に相当するモノをやり取りするので仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね。

代替機としてCA004、P001、W64Kあたりを提案されましたが、KCP+機の遅さに耐えられる気がしなかったので(今思うとW64KがKCP+じゃないっすね…)、お断りの上手持ちのW51CAを使うことにしました。

尚、有償修理になった場合、電話で一報をいれるとのお話がありましたが、無償修理の為電話連絡はありませんでした。

<返却後の端末>
書類の上では「制御IC破損の為基盤交換」との事。
Snapdragon焼けたんでしょうかね?

他、データの類ですがおさいふケータイ内のデータ以外はメール、アドレス帳等すべて復旧。バックアップ取って戻すだけみたいに見えつつも、やっぱり金銭周りのデータはメーカーでは復旧処理取れない(というかしちゃいけない)んでしょうね。
その他外装は全体的に綺麗になってるなーという印象。
ポケット運用してると結構ホコリ詰まるんですよね、東芝さんに感謝。

外装なんですが、見ている限り以下の部品が新しいパーツになっています。
・えせ液晶保護シール
 (端末買った時についてくるペラい奴が貼り直されている)
・キーパッド部分全体
・バッテリーカバー
・充電端子カバー
・SDカードスロットカバー
・ヒンジ部回転軸部品

キーパッド部分は基板交換時に支障になったり、あるいは熱効率のいいものにでもしたのでしょうか? 購入時のように十字キー部分にシールが貼られておりちょっとびっくり。

カバー(開口部)類は若干部品が間延びしていたものがキッチリはまる新品に変わっていました。防水機ということもあってはめ込みがユルくなってきたのが気になっていたところにこれは嬉しいサービスです。

全般的に修理の印象としてはとても好印象でした。
東芝さんの携帯電話事業が富士通さんと統合となり、さらに富士通側に全面譲渡という話がある中で、これだけ迅速に修理対応を行ってくださった東芝さんには感謝しています。
できれば、富士通さん側に全面移行後もこのクオリティが維持されればいいな、と思うばかりです。