声でお知らせする「緊急地震速報」の警報音導入について│スマートフォン・携帯電話│au
最近は幸いながら耳にすることが少なくなった緊急地震速報ですが、従来のあの音の後ろに「地震です」と声でお知らせする機能がつくようです。
震災前後に大変な回数が鳴った事もあり、関東在住の人ならあの音を聞けば即座に地震速報だとわかるようになってしまっていますが、一方でこのようなことも。
平成25年4月13日5時33分に淡路島付近においてM6.3の地震が発生し、近畿・中国・四国地方の多くの府県では、平成19年10月に緊急地震速報が開始されて以降、 今回の地震で初めて緊急地震速報が発表されました。
(中略)
また、緊急地震速報を受けてどのように感じたかという設問に対しては、「地震が来ると思った」という回答が約50%である半面、「何かわからなかった」 (約30%)、「何をしてよいかわからなかった」(約15%)という回答も多く見受けられました。
と、初速報の地域では実に30%の人が「何かわからなかった」との回答をしています。
一般的に「情報」と言われる物は受け取った側がそれが何を意味するのかを認識したときに初めて意味を持ちます。
携帯向けwebデザインでいうなら「ボタンっぽく作って押せるように認知させる」等はそういう認識をさせるために行う手段の一つでしょう。
その視点に立ち返ると、「地震です」と敢えて言わせることは誰でも容易に認知できるという意味では究極の手段ではないかと思います。
(サービスを普及させる、マーケティング的に広める、などといった視点からの見ようによっては警報音の認知・啓蒙という点では敗北ですが。物が警報なのでそんなことも言ってられません。)
普段サービスを作ってると凝った言い回し、表現、世界観演出等で、初めてそのサービスを見たユーザから見ればどう考えてもわかりづらい物を作ってしまっていることが多々あると思います。
そういうときはあえてこの「地震です」のようなベタなやり方に立ち返ることも、考えてみるといいのかもしれません。
おまけ
そういえば「緊急警報放送」。
こんなものも有ると言えば有るわけなんですが。
皆さん知ってます…?この音鳴ったら何の警報が成されてるか、気づけますか?