今ふと気付いてしまったんですが、i-mode契約これ8月で3000万割りますよね…? http://t.co/CjsBPqQwpG (おそらく最大値は2010年7月の4906万)
— Takashi Kawai (@yrik) 2013年8月26日
契約数月次データ : 携帯電話等契約数 | 企業情報 | NTTドコモ
いつもこの辺りを見ながらi-modeユーザ数の推移(=ガラケーに残ってる層の動向)とか見てたりするわけですが、最近顕著になってきているのがi-mode残存ユーザの「高齢化」。
実に7月時点でのi-mode契約者のうち51.8%が50歳以上です。
ということで、年齢構成比の推移をグラフ化してみました。
初代Xperia(SO-01B)が発売され、秋からはi-modeに代わるISPとしてSPmodeが開始された2010年あたりから。
うーん、高齢化社会。
年齢不明が意外と多いのが少し気になりますがアクティブにケータイを使いそうな29歳以下の占める割合の低下がとても顕著です。19歳以下と合計しても5%と少し、といったところまで落ち込んでいます。
上記の構成比をi-mode契約者数と掛け合わせた推移が下のグラフ。
20代層、ならびに30代層のボリュームが急減しているのが見て取れます。面白いのはやはりスマートフォンへの移行と思われるボリューム低下が若い層から順番に起こっており、今30代、40代層が一番急減している層なんだろうなということです。
(この辺りは丁度、スマホ初期の頃に飛びつかず2年契約でガラケーを買った保守層とも合致します。)
対して50代以上の層はここ最近少し落ちてきたものの、未だにi-mode契約1500万以上を保持し続けるという驚異の維持っぷりです。
今いわゆるガラケー向けサービスをやっていて、それが30代、40代がコアユーザのサービスであれば、この先半年で猛烈なユーザ減が確実に起こると思います。
逆にスマホ向けアプリを作る側の観点から行けば40代はまだまだ新規流入・開拓の余地がある世代、市場です。そこにフィーチャーしたアプリを作るのはアリでしょう。
対して、ある意味このグラフだけ見ていればi-mode向けに今コンテンツを打つなら今だと20代以下をターゲットにするよりこの50代以上をターゲットにしたほうが、10倍以上の潜在ユーザが居ることとなります。果たしてi-mode機能を使っているのかどうか怪しいユーザも相当数含まれると思いますが…。
ひょっとすると、「シニア向けコンテンツ市場の開拓」っていうのは、大きな潜在市場なんじゃないかなと思ってしまうグラフでした。