去年ほど妖怪ウォッチという単語を聞くことがなくなったような気がしたので、いつもの如く、Google Trendsで比べてみました。
比較は「ポケモン」「ポケットモンスター」「妖怪ウォッチ」です。「ポケットモンスター」では検索される頻度があまりないらしく(当然か)、赤の線はずっと低い推移を示しています。
2014年夏~冬の妖怪ウォッチは強かった
この期間は青の線(ポケモン)に対して黄色の線(妖怪ウォッチ)がかなり上を行っています。ブームです。じわじわと人気を伸ばしてきた後7月の新作、12月の新作(と紅白)で大きな話題のヤマを形成できています。
2015年に入ってからの落ち込み
3月前後から夏前にかけて、急激にスコアが低下しています。
この期間は得意のクロスメディア展開が若干弱く、かつ大きなトピックも見られません。
ポケモンとの比較
妖怪ウォッチとポケモンの客層はかぶっているように見えて実は微妙に年齢層が違うのでは(ポケモンはユーザが高年齢化したこともあり。)と考えています。事実妖怪ウォッチの盛り上がりに対してポケモンが影響を受けて低下した気配はあまりありません。
ポケモンは2013年の大きな盛り上がり前も、後も常に一定値に近い範囲に収まっています。そして2015年4月以後の妖怪ウォッチもその範囲に収まっています。これは強いブームは収まったとはいえ、ポケモンと同じように定番ものとして安定した人気を確保した、と考えたほうがいいのではないでしょうか。
言わずもがな、トレンド転換の早いコンテンツの現場の中で、安定化まで持って行けるのは凄い事です。
ポケモンは最初のコンテンツ提供から実に20年近く経過し、その間最初に手に取ったユーザの成長も併せ、多くの世代親しまれてきました。そういう経緯もある以上、ブームでの上下はあるもののそう簡単に「オワコン」にはならないようです。
妖怪ウォッチもそのようなコンテンツになるのかな?とこの先もちょくちょく定点観測していこうかなと思います。
個人的にはこのポケモン+Ingress→Pokémon GOが楽しみで仕方ない。