「AQUOS K」および「料金プラン」、「auスマートパス」の詳細について | 2015年 | KDDI株式会社
auさんから異色の端末が出てきました。
Android、LTE、クアッドコアと正直なところスマートフォンなのかフィーチャーフォン(ガラケー)なのか判然としない単語が並んでますがこれは完全に「今の技術で再構築したフィーチャーフォン」です。
なんだかんだでシェアが下がらず、根強い人気を保ち続けるフィーチャーフォンに対して打った手がこれだということでしょう。事実、auの商品紹介ページでも従来型ケータイと同じページで扱っていますし、SHARPの担当の方も「新世代ケータイ」とフィーチャーフォンの延長線上であるとしています。
ところで、フィーチャーフォンからスマホに移行しないユーザに対して以下のような調査記事があります。
“ガラケー”根強い人気 スマホ移行しない理由は - ITmedia ニュース
18~69歳のスマホを利用していないユーザーに、購入を検討しない理由を尋ねたところ(ネット調査)、「フィーチャーフォンで不自由ない」という回答が64%と最も多く、2位は「月額利用料が高い」(42%)、3位は「機種の価格が高い」(24%)だった。
調査ではさらに「具体的な利用イメージが無い」「セキュリティの不安」「操作が難しそう」と続きます。
確かにこの端末は非常に「ガラケーライク」であり、フィーチャーフォンライクな操作、それでの必要満足度は満たす事は可能だと思います。
しかし、専用料金プランがまだフィーチャーフォンの維持料金(得にパケット使い放題を適用しない人達の維持費)と比べ格段に高いのはかなり普及に対する足かせになるのではないでしょうか。
「高くなるなら別のにする」「変えない」または「それならいっそスマホにする」といったユーザが多数でるような気もします。
進化の止まってしまったフィーチャーフォンに対する次の一手、ユーザからも扱いやすく、キャリアさんからもスマートフォンベースにサービスの統合を進めていく上で重要な端末じゃないのかな?と思うだけにもう一手突っ込んだ料金施策があっても良かったのではないかな、と思いました。
どう考えても「変アイテム」タグをつけざるをえません。
本当にありがとうございました。こういうの大好物です。
とはいえ、この端末タブレットとの相性は非常によさそうなんですよね。
メインはこの端末、スマートデバイスはテザリング利用のタブレットのような使い方はありかもしれません。
正直この端末を見て最初に思ったのは「京ぽん」こと、AH-K3001Vなんですよね。
高速通信、テザリング、そしてフルブラウザ。従来のケータイサービスから切り離された端末。
レイトマジョリティやラガード層に向けて突き詰めたコンセプトの行き着く先が、当時「モバイラー&ガジェット好き御用達の端末」と似通ったものになることに非常に面白さを感じていたりもします。