前回の首都圏大雪っていつでしたっけ?
先日の首都圏大雪の時に社内で雑談しててふっと話題になったんですが、意外と覚えてないものなんですよね。2年前だっけ、3年前もありましたよね?……みたいな感じで結局どこがインパクトのある大雪だったかわかりませんでした。
結局のところ毎年一度はうっすら雪は降ることがあるので、皆明示的に記憶に残ってないようです。
ふんわりとした過去の記憶を定量データにしてみる
こういうことは仕事上でもよく起こったりします。あのときあれが流行っていたような、あんなことがあったような……しかしその波って結構不明瞭で、どこがスパイク(特異点)になっていたか思い出せない事。
雑談レベルだったらそれで仕方ないか、ともなるのですが仕事とかで明示的にデータとして示さなければいけない場合は困ることもあります。
そういうとき、Google Trendsを使えばそれっぽいデータを出力できることがあります。
大事なのは「その時どんなことが起きたか」を想像すること
しかし、闇雲にGoogle Trendsにキーワードを突っ込んでも仕方がありません。たとえば、雪というワードを突っ込んで5年尺で見た場合、一見それっぽいデータが見て取れるように思えますが、実際のところ相当にノイズが乗っています。「アナ雪」なんかも拾っちゃってますからね。
こういうときは想像力を働かせてワードを選ぶだけでかなりフィルタをかけて、精度の高いグラフを引っ張り出すことができます。
例えば「首都圏で大雪」が起こった場合、皆がどういう事を調べるか。「雪」とは調べないですね。何かのHow toを引っ張り出そうとしてるなら…「雪かき」はどうでしょう?
Google Trends「雪かき」。今年分はまだ計測はいってないとして2014の関東大雪はやっぱインパクトあったんだなって実感させられる奴。 pic.twitter.com/zmLBU31bnf
— Takashi Kawai (@yrik) 2018年1月23日
一定のフィルタがかった定量化されたデータが観測できると思います。
連想の段階で恣意的にワードを選ぶので、言葉の選び方次第では偏ったデータをはいてしまうこともあるかもしれませんが、テクニックとしては使えるのかなあと思っています。